とらの徒然

ネコ科のペンギン

就活と安寧(3)

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就活だけが、おれの心の安寧を奪う。
4日間に渡るインターンを終え、存分に奪われてしまった。
一つ、わかったことがある。


おれに仕事は向いていない。
知ってたことではあるのだが、なんというか、やっぱダメかーってなった。
おれというニンゲンの欠陥のひとつに「協調性のNASA」がある。
どーも上手くいかないんだな、これが。


ワークを通して、「大切なのは人間力だ」とか「人に興味を持ち、よく話を聞いて信頼を勝ち取れ」とか、繰り返し言われた。


ハッキリ言って、全部できない。
人に興味を持つ?信頼してもらう?
おれが?人の話を?聞いてるフリではなく?
いやいや。
冗談はよしてくれ。


これまで不動産業界をいくつか見てきたが、イマイチ向いている気がしない。
せっかく資格まで取ったのに、このザマだ。


なら、人と関わらない仕事ってなんだろう?
ただ決められたことを淡々とこなしていればよくて、人との関わりが少ない仕事……。


帰り道、川沿いを歩きながら思う。
おれは昔から、これほど人付き合いが苦手だったろうか。
人を信じられなくなって、利己主義に陥った。
そして、それをさほど悲しいとも、あるいは直そうとも思えないから、知らぬ間に何かを失ったのではないかと不安になる。


直さなくていい、と右脳が叫んでいる。
だけど、このままでは本当に働けない。
そして左脳からは、「もうどうでもいいじゃん。楽になろ?」といつものおれの声がする。


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