カラオケ上達法
僕の趣味はカラオケです。
初めてカラオケに行ったのは中学生の時で、その頃からずっとDAMという機種の、精密採点DX-Gを使っています。以下点数が出てくる時はこの機種・モードでの点数だと思ってください!
最初に言っておきます。
カラオケの上手さと歌の上手さは違います。
これがわからないと苦労しますよ。
そして、これから書くのは歌の上達方法ではありません。
カラオケは機械的に加点となる要素がどれだけ入っているかで採点されるので、正直、聞いていて心地よいか否かは関係ありません。
どんなに歌が上手い歌手でも、100点もしくはそれに近い点が取れるかと言えば答えはNOです。これは加点の仕組みを理解するとよくわかります。
そりゃ歌が上手い人はそれだけでそれなりの点数を取れるのは確かですが、カラオケの点を上げるだけなら、プロ並みの歌唱力は不要です。
僕は最初、60点台マンでした。
そこから色々わちゃわちゃやって90点台を出せるようになりました。
先ほども言った通り、歌が上手くなったわけではありません。
セコい技を身に着けただけなのでご理解いただきたく存じます。
目次
※レベルに合わない部分も全部読んでも一気に全部はできないよー
60点→70点
70点に届かない!という方。よくわかります。
人とカラオケ行きたくないですよね。点数が表示される瞬間のみじめさ。誰も気にしていないとわかっていても穴があったら入りたいって感じですよね。よくわかります。
音程
まず、歌ってる最中に「音程バー」というものがあるのに気づいてほしい。
僕は3回目にカラオケ行ったときにようやく気がつきましたw
あれ、自分の出した声の高さに合わせて色がつくんです。で、薄く表示されてるのが正しい音の高さ。「音程バー」を見れば、次音を上げるのか下げるのかとかがわかるんですね。
でもそれがわかったところでどうすればいいんだ?
声の高さなんてコントロールできない。最初はそうなります。
まずは原曲を普段から聞いてみましょう。そして時々口ずさんでみましょう。
恥ずかしかったら鼻歌でもOKです。
そうすると"なんとなく"歌える感"が出てきます。日頃全く口ずさまないのに突然カラオケで歌えるわけがありません。特に最近の曲は難しいですしね。
あと、これも重要。難しいと思った曲は、素直にやめておきましょう。
リズム
足や体でリズムを取りながら歌いましょう!
やっぱり楽しく歌うのが一番です!!リズムも加点対象なのでリズムに乗ることは非常に大切なんですよ!
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70点→80点
70点を超し80点、つまり全国平均くらいまで上げたい!という方!
通いなさい。この段階はひたすらに「慣れ」です。
突発的に点を上げるのではなく、歌うことに慣れる。
何度も歌ってると体が歌うことに慣れてきます。これ大事。
ロングトーン
最初に攻略すべきは一番簡単なテクニックから。
しっかり最後まで、同じ強さで伸ばす。これがロングトーンです。
しっかり最後まで!と書きましたが、息が持たなくて弱弱しくなるくらいなら伸ばさない方がマシです。
ロングトーンの採点方法ですが、例えば曲の中で3回入れたら、その3回の「上手さ」の平均が点数化されます。その中の1回でもおざなりなものがあると平均点は下がります。伸ばした合計時間は点数と無関係です。
もう一つ。伸ばすといえど何秒伸ばせばいいの?0.5秒間です。
なので、息が持たない部分は伸ばさずブツ切りしましょう。音程バーがあるのにブツ切りしたら音程が下がる、なんてこともないので安心してブツ切りしてください(笑)。
そしてあくまで全てのロングトーンの上手さの平均が点数化されるので、伸ばす箇所は1か所でも満点が取れますね。(その1か所の平均ってことになるから)
つまり!曲の中で0.5秒、渾身のロングトーンを1回入れればロングトーンは満点が取れます。
そして、下手なロングトーンするくらいなら伸ばさない方が吉!
腹式呼吸
ロングトーンをキメるには息を長く保たなきゃいけない。
腹式呼吸、聞いたことがありますか?
そうは言っても難しいですよね。つまりはこれです。
腹に力を入れて、腹から声を出せ。
発声が弱いと表現力や安定性にも影響します。まずはデカい声を出せるよう練習しましょう。水の入ったペットボトルの中で声出すといいらしいよ。
あと高い声を出さなきゃいけない曲は腹から声が出せないので控えた方がいいかもしれませんね。
オクターブ下げ
サビだけ高くて歌えない!って時はサビだけ1オクターブ下げて歌うのもアリ。オクターブ下げで歌っても音程は減点になりません。え?なんか下手そうに聞こえる?点数を上げたいんだろ??
それは置いておいて、1オクターブがどれくらいかわからない。そうですよね。でもサビ入って声をガクンと低くして歌うと大体それがオクターブ下げです。やってみて。なんだかんだ合うから。
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80点→85点
85点は一つの壁ですよね。
なんとなく85を超えると「上手い」という雰囲気になります。
しかしそういった印象があるということは、難易度は高めということ。
80点前後から85点前後に持っていくにはいくつかテクニックを身に着けると早いでしょう。
ビブラート
歌ってる最中に「m」みたいなマークが出てきたことありますか?
あれがビブラートです。
細かく声を上下させるとつきます。詳しくは動画などを見ると真似しやすいでしょう。
・ビブラートは一曲の中で合計1秒で十分
よく沢山かければいいと勘違いしている人がいますが大間違いです。別に一回だっていいんです。
測られてるのは、ロングトーンと同じく、「上手さ」です。
曲の中で1秒、渾身のビブラートを1回かければビブラートは満点が取れます。
合計1秒に満たないとビブラート0点になるから気を付けてね。
・大きく、ゆっくりと
ビブラートはビブラートでも、大きくゆっくりとしたのが点数が高いです。
つまり、アアアアアってやるより、ア~ア~ア~ア~ア~ってした方がいいってこと。
(音の高低を)大きく、(揺らすスピードを)ゆっくりと、です。
ちなみに採点画面の2枚目のビブラートタイプ(A-1とかB-2とか)は、アルファベットが揺らすスピード(AよりB,Cのがgood)を、数字が音の振れ幅(数字が大きい方がgood)を表してるよ。つまりA-1よりC-3のがポイントが高くなるってことです。
キー変更
個人個人で出せる音の高さは違います。そこでオススメなのがキー変更です。カラオケの機械の#ボタン♭ボタンをいじるとキーが変更されます。
注意点一つ。
伴奏無しで突然ボーカルから始まる歌をキー変更で歌うのはオススメしません。
だって初っ端からだとどんな音かわかんないじゃん。
楽器をやっていない人はキーを一つ変えたら音がどれくらい変わるかなんてわかりませんよね。僕も楽器は一つもできないので全然わかりません。
PCでyoutubeのキーを変えられる「Tube Mania」というシステムをオススメします。詳しくは検索してみてください。キーを自由に変更して音楽が楽しめます。「あ、これくらいの高さなら歌えそう」ってのを見つけてください。
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85点→90点
90点に乗るか乗らないかになぜか壁があるんですよね。そんな90に乗ることもたまにあるくらいの段階になりましょう。
音程正確率
採点画面に「音程正確率」が%で表示されますよね。されるんです。
この音程正確率を85%以上にしましょう!できれば90%!
当然ながら、カラオケは本来歌の上手さを測るものですから、総合点で一番比重が大きいのは音程正確率です。テクニックは色々あれど、結局は音程をほぼ完璧に仕上げれば、それだけで90に乗ります。頑張りましょう。
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90点→93点
90出ることもあるけど安定はしないんだよね…から、90は超えるよのレベルを目指しましょう。
抑揚
採点画面のレーダーチャートには5つの項目があります。
音程・ビブラート&ロングトーン・リズム・表現力・安定性。
実は音程の次に比重が高いのは表現力なんです。
そして、その表現力のほとんどを占めるのが抑揚ですね。
抑揚を上手くやれば、表現力が80~90点を超えてきます。
これだけで総合点もグンと伸びて90点安定ピーポーです。
抑揚のつけ方として、サビは大きく!とか言いますけど、これ、ダウトです。
手っ取り早く結論から。
1ページの中に大きい声と小さい声を入れろ。
音程バーの左から右まで歌うのが1ページです。
画面が切り替わるタイミングが目安といえばわかりやすいでしょうか。
とはいえあまり声量を変化させるのも難しいし、安定性に悪影響が出かねない。ということでちょっとズルい方法が次です。
マイクワーク
声を大きくしたり小さくしたり…してると、機械が感じればいいんですw。
機械はマイクで判断してるわけですから、同じ声量でも、マイクを口に近づければ大きな声を出してると判断し、遠ざければ小さな声だと判断します。ばかですねー。
つまり1ページの中でマイクを近づけて歌うのと離して歌うのを混ぜるんです。
ね?カラオケってここまでくると歌の上手さと関係ないでしょ?
どのくらい離せばいいかと言いますと30cmくらい離してOKです。でもこれは個人の声量によって差があると思うから実験してみてください。
これで総合点に最後プラスされる「表現力ボーナス」が2点ほどつきます。
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93点→96点
まだありますね。加点要素。
しゃくり・こぶし・フォール
なんか歌ってる途中出てくるマークです。ビブラートは「m」みたいな記号だけど、しゃくりは「∫」、こぶしは「○」、フォールは「へ」みたいなのだよね。伝われ。
これは表現力の一部です。
表現力=抑揚+しゃくり+こぶしです。フォールは採点対象外。気にしなくていいよ。
表現力の中の比重は、抑揚<<<しゃくり<こぶし、ですね。
気になる目標回数は!
一曲の中で、しゃくりは30回!こぶしは5回!
これ以上入れても加点されないので注意。
回数はDX-Gだと画面の左側で出てくるよね。ビブラートも一緒に回数表示されてるね。ビブラートのとこで説明したけど、ビブラートの回数は得点に関係なかったね。
しゃくり
子音は少し低めの音から入り、母音で本来の音まで上げていくテクニック。「∫」の記号みたいにぁあ~↑って音を出す。
自然と入りやすい曲もある。狙うと音程がズレたりするので多用は禁物。無理に入れる必要はさほどない。
こぶし
演歌っぽいってよく言うけどそうとも限らない。一瞬だけ音を変化させる技法。
ロングトーンの最中でこぶしをやると確かに演歌っぽいけど、ちょうど音が下がるタイミングで一瞬上げてから下げるとこぶしがつきます。やってみてね。5回でいいから割と楽。正直、狙ってやるほどのものでもない。
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96点→98点
ビブラート(裏技)
正直セコいし見苦しいので人とカラオケ行くときに実践するのはオススメしません。
このコーナーでは上の方に書いてある「ビブラート」の項目を理解している前提で進めます。
ビブラートを上手く入れるのって、慣れていない人にとっては結構難しいんですよね。そうでなくともアップテンポな曲ではゆっくりしたビブラートを入れにくい場合もあるでしょう。
そんな時に裏技です。
実は歌唱部分でなくてもビブラートは判定される箇所があるんです。
具体的には「歌詞が表示されてから実際に発声に至るまでの数秒間」。
つまり、上記部分でアァァァアァ~と意味もなく声を震わせておけばビブラートに点が入ります。
ぶっちゃけ歌唱部分で一度もビブラートを入れなくても、間奏で1秒、完璧なビブラートを意味もなく入れればビブラートで満点が取れる、ということです。(間奏ならどこでもいいわけではなく、あくまで歌詞が表示されている間だけです。)
しかもビブラートボーナス点も2点ほど期待できます。
先ほども言いましたがこれは正直セコいです。しかも点数取りに行ってるのが見え見えでみっともないので多用するのは厳禁ですね。
なお、最新の精密採点Aiでは修正されてこの裏技が使えなくなっています。
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98点~
エラー。ぼくの最高点は現在98.6点です。情報がありません。